“The rest of us”とiPad/iPod touch

“The rest of us”というのは、AppleがMacintoshを発表した際のキャッチコピーで、当時、大変な話題になったそうです。僕はまったく知りませんでしたが。
一般の人たちに使って貰えるようにということで、“The rest of us”だったわけでしょう。
当時、働き始めたばかりの僕の職場には、Macintoshの前身のLisaがありました…。
翻って、iPad/iPod touchです。
先日、家族が、iPod touchを買いました。僕が使ってるのを見て、便利そうだと感じたというのもあるようですが。
が、どうも、使い方がさっぱりわからなかったようです。家族は、パソコンのスキルが決して高くはないので、何をどうしたらいいかがわからなかったようです。
「iTunesをインストールしたパソコンとつながなければならない」ということはわかっていたようですが。
特にテレビのワイドショーでは、「iPadは、パソコンよりも簡単だ!」といった主旨でのとりあげ方ばかりでしたが、僕も、これには疑問を感じてました。
iPod touchを買った時、本体以外には、老眼が入り始めた僕に読みづらい細かい文字がびっしりの保証規定と、あんなことこんなことできます!と書かれた取説(とは言えない…)が入っているだけでした。
僕の場合は、Macに繋げば何とかなるだろうと、Macにつないで、何とかなったわけですが。それでどうにもならない人がいるのも、これまた現実です。
iPad/iPod touchは、もはや、“The rest of us”のためのものではなくなっているという印象です。
最低でも、比較的新しめのパソコン(Mac OS XもしくはWindows XP搭載)とiTunesが必須です。
僕の周りにいる“The rest of us”な方の中には、Windows 98やWindows 2000、Mac OS 9.xの人たちがいますから、その人たちにとっては、iPad/iPod touchはどうにもできません。
Macintosh発表当時、“The rest of us”だった人たちは、現在二つに分かれてます。
iPad/iPod touchをすんなり使いこなせる人と、それ以外の人たち、現在の“The rest of us”とに。。。
現在の“The rest of us”にむけた機器は出てくるのかな?

カテゴリー: その他 パーマリンク