銀行預金とクラウドサービス

先日、Google Appsのセミナーを受けてきました。
印象的だったのが、クラウドサービスを銀行預金に例えている下りでした。
主旨としては…
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その昔、お金は箪笥預金だったけど、現在ではそんなことをするのはごく僅かで、大半の人々はお金を銀行に預けています。
大きな理由の一つが安全だからです。
PCのデータも、手許のサーバーに置くよりも、クラウドサービスに預けておいたほうが安全になってきています。
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といったものでした。
実際、昨年の震災では、役所内のサーバーが損壊して、住民のデータが消えてしまった自治体が出てしまいました。

クラウドサービスなどのネットを利用したサービスでは、セキュリティの面がとやかく言われます。
以前、とある建設業者さんが公共事業の入札の履歴を管理するシステムを作りたいとの相談を受けました。そのお客さんは頑としてホスティングサービスの利用を嫌がり、事業所内のサーバーを置くことに固執されました。理由は、データが盗まれるからとのことでした。
ホスティング業者が簡単に侵入されたのでは、事業が立ちゆかなくなりますし、データ漏洩で最も多いのは人的な問題(社内からも後だし、簡単すぎるパスワードなど)といったことをご説明したのですが、聞く耳を持たずでした。
結局この案件は実現しなかったのですが、いまだにこういう考えのかたが多いのが現実じゃないかと。

僕の場合は、重要なデータはどうしているかというと、
・Mac OS XのTimeMachineで別HDDにバックアップ
・外付けHDDに不定期にドラッグコピーでバックアップ
といったことを行っています。
クラウドサービスにデータを置くには、ちょっと容量が大きすぎます。

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