OpnePNE備忘録〜その1〜

仕事で使っているサーバーに、OpenPNEをインストールした時の備忘録です。


メールサーバーは、fourthgate.jpで運用しています。そして、OpnePNEは、これとは別のドメイン(ここではexample.com)で運用するものとします。
メールサーバーはpostfixで運用していますが、fourthgate.jpドメインの他に、OpenPNEを運用するexample.comでもメールが受けられるようにする必要があります。
また、OpenPNEでは携帯のメールから、日記や写真を投稿できますので、それらのメールも処理できるようにします。
postfixのmain.cfに、
virtual_alias_domains = example.com
を追加します。
また、example.com宛のメールを処理するためのvirtual_alias_mapを設定します。
virtual_alias_maps = pcre:/etc/postfix/virtual
を追加します。
OpenPNEでは、日記をメールで投稿する際の宛先が毎回ランダムに変わります。このため、正規表現によるパターンマッチを使って処理する必要があります。
ですので、pcre:です。
virtualでは、
/^sns\@example\.com$/ kanrisha ←OpenPNE管理用メールアドレス
/^get\@example\.com$/ openpne
/^p\d+-[\da-f]{12}\@example\.com$/ openpne
/^t\d+-[\da-f]{12}\@example\.com$/ openpne
/^b\d+-[\da-f]{12}\@example\.com$/ openpne
/^pi\d+-[\da-f]{12}\@example\.com$/ openpne-request
/^ti\d+-[\da-f]{12}\@example\.com$/ openpne-request
/^bi\d+-[\da-f]{12}\@example\.com$/ openpne-request
とします。
sns@example.comは、OpnePNEの管理画面で設定した管理用メールアドレスです。
これで、自動処理が必要なメールは、openpne宛に転送されます。
そして、openpne宛のメールの処理は、aliasesに記述します。
openpne: “|/usr/local/bin/php XXXXX/bin/mail.php”
XXXXXは、OpenPNEのインストール先ディレクトリです。
postaliasでエイリアスの処理を行い、postfixで設定を再読込させれば処理は完了です。
なお、virtual_alias_mapsがprec:の場合は、postmapでのlookup tableの生成は不要のようです。

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