下請法

以前、といっても前の勤務先の時ですが、某クライアントとの取引の中で、納品後に値引を要求されたことがありました。
かなりむかついたのを覚えています。
今更ながら、この件について調べてみたところ、こういう行為は「下請法」に違反なんですね。
公取委の下請け法関連のページにハンドブックがあります。
結構知らないことが書いてありました。
前述の納品後の値引き要請が違法なのは勿論、支払いサイトがあまりにも長いのも違法のようです。徹夜作業が発生するような納期で発注しておいて、「いつも通り」の価格に据え置くのも違法のようです。当然、作業着手後に大幅な仕様変更・設計変更を行っておきながら、その分の費用の上乗せ拒否も違法です。
また、例えばプライバシーマーク取得を取引条件としておいて、その取得に要する費用の上乗せを認めないのも違法のようです。
さらには、「発注書」の交付と、その記載項目が義務づけられていますね。電話で「お願いします」じゃダメのようです(笑)
うちのような零細企業やSOHOで受託しているかたは、目を通して理論武装しておいたほうが良いと思います(笑)
http://www.jftc.go.jp/sitauke/pointkaisetsu.pdf(PDFファイル)
これまた以前の勤務先の話ですが、取引のあった代理店さんから、支払いに関する詫び状が届き、支払い遅延の利息が振り込まれたという話を聞いたのですが、どうやらこの下請法のからみのようですね。
ちなみに、当社は資本金が50万円なので、下請法での「親事業者」には該当しないようです(笑)

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