CKEditorでスタイルがうまくかからない場合の対処:備忘録

CKEditorの備忘録。

とある案件で、CMSで吐き出す記事でCKEditor 3を使うことになったのですが、制作会社さんから提供されたcss(とりあえずcommon.cssとしておきます)に、

* {
font-size: 14px;
font-family: "メイリオ", Meiryo
}

のような記述がありました。

一方で、CKEditorでフォントサイズを変更した場合、

<span style="font-size:16px;">文字列文字列ABC文字列文字列</span>

みたいになります。
さらにその中の一部を修飾すると、

<span style="font-size:16px;">文字列文字列<strong>ABC</strong>文字列文字列</span>

のようになります。
すると、strongタグは、前述のcssファイルの

* {
font-size: 14px;
font-family: "メイリオ", Meiryo
}

が効いて、CKEditorで指定したフォントサイズ(strongの親のspan)が無視されてしまいます。
また、フォントにメイリオを指定しているために、イタリック(斜体)の修飾が効きません。

最終的には以下のようにしました。

common.cssのフォント指定からメイリオを外す。
また、ビジュアルエディタのcssで、日本語フォントを明示的に指定して、そこにはメイリオを含めません。

次に、CKEditorの設定ファイルも変更します。
当該ファイルは、ckeditor.jsと同じ階層にあるcontents.css、config.jsです。
config.jsでは、

coreStyles_bold
coreStyles_italic
coreStyles_underline

について、classを吐き出すようにします。
common.cssでは、CKEditorで吐き出したスタイルに対して、

font-size: inherit;
font-weight: inherit;
font-style: inherit;
text-decoration: inherit;

などを指定して、親のエレメントのスタイルを継承するようにします。
場合によっては、さらに、!important を追加する必要があるかも。

とりあえず、これでうまくいきました。

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PHPカンファレンス福岡 2017

PHPカンファレンス福岡 2017に今年も参加しました。

普段、一人で細々とやっているので、世間の動きに疎くなってしまいます。
なので、このてのイベントには積極的に参加して、脳みそに刺激を与えないとイカンのです。

ということで、今年もPHPカンファレンス福岡に行ってきました。
堅牢なコーディングの話、ADRの話、海外からのアクセス制限の話、一時的な大規模アクセスさばく話、Dockerの話、CakePHP1.3からCakePHP3に移行中のお話などを聞きました。

印象深かったのは、ランサーズさんのCakePHPのアップデートのお話。
ランサーズのサイトはCakePHP1.3 + PHP5.3で動いているとのことで、これをなんとかしないと…というお話でした。
ただ、こういうサイトって、未だに沢山あるんだろうなあと思います。そして、多分ずっと放置されている状態なんだろうなと(笑)
サイトのリニューアルを行うといったう大きな動きがないと、フレームワークのバージョンアップはされないでしょうし。
そんな場合も、制作費を抑えるために、フレームワークはそのままでviewだけ差し替えるなんてことも過去にありました…。
実際のところ、みなさん、どうやってるんでしょう?
って、一旦納品した案件はどうにもできないですね。

PHPで堅牢なコードを…のセッションは、普段あまり意識せずにコードを書いてしまっている僕には、耳に痛いお話でした。

一時的な大規模アクセスさばく話は、裏話というか、ノウハウというかそういうのが聞けて面白かったです。
ELBって、ぶら下がっているインスタンスのWebサーバーが応答しなくなると、そのインスタンスを切ってしまうとか。
いつも同じレスポンスを返すphpは、htmlに変えてしまえ!とか、おーなるほどぉとうなずきつつ、お話を伺いました。

他にも面白いお話が聞けました。

さて、営業活動せにゃいかんなあ。

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福岡県の入札参加資格審査申請

福岡県の平成29年度競争入札参加資格審査申請の案内が来ました。

さて、インターネットから申請するには、「競争入札参加資格審査インターネット受付メニューへのログイン方法」のページの「競争入札参加資格審査申請インターネット受付画面へ」をクリックして、
https://www.choutatsu-meibo.pref.fukuoka.lg.jp/DENTYO/M0510_MenuServlet
にアクセスします。

が、macOS版のSafari/Chrome/Firefoxでは、SSLのエラーが出ます。
Choromeに至っては、「あなたの情報を不正に取得しようとしている可能性があります。」と脅してきます(笑)

証明書はLGPKIを使っているので、
http://www.lgpki.jp/
に行きますと、証明書をテメーでダウンロードして、テメーのPCにインストールしろと書かれています。
そして、証明書は「LGPKIにおける自己署名証明書の取得」のページからダウンロードしろと書かれています。
ところが、この証明書を配布しているページ、
https://www.lgpki.jp/CAInfo/install.htm
で使われている証明書はLGPKIなのです。

Webブラウザが信用できないと警告している証明書で暗号化されているサイトから、その信用できないとしている証明書をダウンロードしなければならないこの矛盾(笑)

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mpcbridge 5.1リリース

mpd(Music Player Daemon)のリモコンとして動作するWebアプリ、mpcbridge ver 5.1をリリースしました。

mpcbridgeの詳細は、こちらをご覧ください。

↓↓ダウンロードはこちら
https://mpcbridge.fourthgate.jp/download/mpcbridge.zip

以下の変更を行っています。
1) スタイルシート/レイアウトの修正を行っています
2) mpdエラー時の処理の修正を行っています
3) 不要なファイルを削除しています
4) 日本人アーティスト名情報を追加しています

以前の変更履歴は、別途「変更履歴.txt」を参照ください。

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macOS Sierra ServerのPHP 〜 その2

先日、macOS SierraのServer.appでPHP7を使う記事を書きましたが、その後ちょっと問題が出ました。
Webの設定を変えると、エラーが起きてしまいました。

Server.appのapacheは、リバースプロキシーで動いているのですが、Webの設定を編集すると、このリバースプロキシーのところでエラーが出るようになってしまいました。

なんだかんだで試行錯誤した結果、

/Library/Server/Web/Config/apache2/httpd.conf

を直接編集せずに、

/Library/Server/Web/Config/apache2/other/

に、PHP7用の設定ファイルを作成することで、リバースプロキシーのエラーは回避できました。
僕は、ここにphp7.confとして作成しました。

Server.appの[Webサイト]では、【PHPを有効にする】のチェックは外しておきます。(これをチェックすると、PHP5がロードされます)

php7.confには、

LoadModule php7_module /usr/local/Cellar/php71/7.1.2_13/libexec/apache2/libphp7.so
<IfModule php7_module>
AddType application/x-httpd-php .php
AddType application/x-httpd-php-source .phps
<IfModule dir_module>
DirectoryIndex index.html index.php
</IfModule>
</IfModule>

のように、httpd.confにあるphp5の記述をコピーして使いました。
libphp7.soのパスについては、それぞれのバージョンにあわせるのは言うまでもありません。

とりあえず動いているという状態ですので、これを外部に公開するには一抹の不安があります。
ローカル環境でのテストに使用に限っておいたほうがよいのではないかと…

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ハンコ付きpdf…再び

随分昔、Automatorを使って、書類のプリント時にウォーターマーク描画の機能を使って、ハンコの画像をオーバーレイさせたpdfを生成させるというプリントプラグインを使っていました。
その後、Yosemiteのころでしたか、このウォーターマーク描画の機能がバグって動かなくなってしまい、かろうじて動いているAdobe CS 5.5のAcrobat Proでハンコ画像をのせていました。
これは、Appleのサポートコミュニティにも書かれていたので、この問題に遭遇したのは多分僕だけではなかったと思います。

で、このバグが直っているらしいとのことで、再挑戦してみたところ、うまくいきました。
いやぁ、ヨカッタ、ヨカッタ!!

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macOS Sierra ServerのPHP

サーバーとして使用しているMac miniのOSをSierraにしました。
Server.appも5.2になりました。

で、このMacでCakePHPを動かそうとしたのですが、当然動きません。
ググれば沢山出てきますが、macOSに標準でインストールされているPHPには国際化関数(intl)が含まれていないためです。

これまた、ググると、homebrewを使うなどしてPHPをインストールする方法などが出てくるのですが、Server.app下での記事は見つけられませんでした。

いちかばちかで、homebrewでインストールしたPHP7を、Server.appが管理するapache2に組み込んでみました。

Server.appが管理するapache2の設定ファイルは、以下の場所にありますので、それを編集しました。
/Library/Server/Web/Config/apache2
※通常のmacOSでは、/Library/Serverというディレクトリはないようです。

やったことは、php5を読み込む部分をコメントアウトして、代わりにphp7を読み込ませるだけです。
とりあえず動いていますが…Server.appでWebの設定を触ると、php5のコメントアウトが外れます。

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mpcbridge 5.0

mpd(Music Player Daemon)のリモコンとして動作するWebアプリ、mpcbridge ver 5.0をリリースしました。

mpcbridgeの詳細は、こちらをご覧ください。

↓↓ダウンロードはこちら
https://mpcbridge.fourthgate.jp/download/mpcbridge.zip

結構大きな変更を行っています。
1) CakePHPのバージョンを3.4にあげています
2) CSSフレームワークをjQuery mobileからBootstrapに変更しました
3) データベースの構造を一部変更しています
4) 上記の変更に伴い、ユーザーインターフェースも一変しています
5) スケジュール再生機能は廃止しました(僕がこの機能を全く使わないので…)
6) ver4まで使用していたPEARのNet_MPDの使用を止めて、同等の機能をCakePHPのコンポーネントとして実装しています

従来のバージョンをお使いの場合は、新規にインストールし直すことをお勧めします。
まだ、CakePHP3に慣れていないので、妙なコードがあるかもしれませんが、ご勘弁を…
画面レイアウトもちょっとおかしい所がありますが、そのへんは今後直していきます。

以前の変更履歴は、別途「変更履歴.txt」を参照ください。

ちなみに…この程度のコードがかけるなら、仕事を外注しても良いかな?とお考えの企業さんがございましたら、是非お声がけをお願いします。

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SSL化されていないフォームで警告が出るようになる

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1701/26/news065.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1701/27/news056.html

Firefox、Chromeいずれも、暗号化通信されていないフォームでは警告が出るようになりました。
Webサイトでの集客がメインの場合は、さっさと常時SSLにしないといけないということでしょう。

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オープンソースカンファレンス2016 Fukuoka

オープンソースカンファレンス2016 Fukuokaに行ってきました。
場所が、百道のSRP。
ヤフオクドームで誰かのライブが開催され、百道の沖合ではアメリカズカップという、とんでない状況。
自宅からSRPまで2時間近くかかってしまいました。
帰りは博多駅まではわりとすんなりいったのですが、空港通りが派手な渋滞…

ということで、最初のセッションには間に合わず。
Raspberry Piに関するセッションと、IBMのワトソンさん(クラウドサービス)の話を聞いてきました。

Raspberry Piは、最初のバージョンをイギリスから通販で買ったら、半年近く待たされた上に初期不良という仕打ちで、そこでくじけてしまったのでした。
が、今回話を聞いたら、性能はかなり上がっているし、日本国内製造になっているとか。

mpdを使いたいというのもあるので、取りあえず、一台買ってみようかと思います。

また、某案件で手こずっているスマホアプリへのpushについても、Niftyのmobile backendの話が聞けたのが良かったです。

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